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【比較表付き】堆肥の選び方とは?種類ごとの違いと効果

【比較表付き】堆肥の選び方とは?種類ごとの違いと効果
もくじ

農作物の安定生産や作物の高品質化、あるいは園芸資材の適切な選定において、土壌環境を整える「堆肥」の役割は非常に重要です。

しかし一口に堆肥と言っても「バーク堆肥」「牛ふん堆肥」「鶏ふん堆肥」など原料や製造方法によって物理性・化学性への影響は大きく異なり、圃場の状態や作物の特性に合わせた資材選定が求められます。

ここでは栃木県鹿沼市で園芸用土の製造・販売を手掛ける株式会社鹿沼興産が、各種堆肥の特徴や土壌改善効果の違いを比較表で整理し、目的や栽培環境に応じた適切な堆肥の選び方や注意点についてご紹介します。

 

堆肥と肥料の違い

肥料は、植物の生育に必要な栄養分を直接補うことを主な目的とする資材です。

一方、堆肥は有機物を土に補給し、通気性や保水性、保肥性などを改善するとともに、土壌微生物の活動を支え、作物の根が育ちやすい土壌環境を整える役割があります。

ただし「堆肥には養分が含まれていない」というわけではありません。

堆肥の種類によっては肥料成分も含まれており、土壌改良と養分補給の両方に役立つものもあります。

堆肥と肥料はそれぞれの特徴を理解し、現在の土壌条件や作物の要求量に合わせて適切に組み合わせて使い分けることが大切です。

堆肥と肥料の違い

 

主な堆肥の種類と特徴の比較表

堆肥は、主な原料によって植物質堆肥と動物質堆肥に大きく分けられます。

植物質堆肥は樹皮など、動物質堆肥は牛・馬・家畜のふんなどを主な原料としています。

植物質堆肥は主に土壌の通気性や水はけなど物理性の改善に優れ、分解に時間がかかるため長期間にわたって土を改善する効果が期待できます。

一方、動物質堆肥は土壌微生物の活発化を促すとともに、原料に応じて緩やかな養分補給や元肥としての役割を果たします。

特に馬ふん堆肥は、牛ふんと比べて敷き藁が多く混ざっているため、土壌改良効果と緩やかな養分補給のバランスが良く、バラや野菜の土づくりで広く活用されています。

それぞれの一般的な特徴やおすすめの用途については、以下の比較表をご確認ください。

堆肥の種類 主な原料 特徴 土壌改善効果 おすすめの用途・場面
バーク堆肥 樹皮(植物質) 繊維質が豊富で分解が遅い。土の排水性・通気性を長期間改善。  ★★★ 硬く締まった土の改良、粘土質土壌の改善、長期的な土づくり
牛ふん堆肥 牛ふん(動物質) 緩やかな土壌改良効果と微量要素補給のバランスが良い。 ★★☆ 野菜・果樹・花卉の定植前の基礎的な土づくり(全層すき込み)
馬ふん堆肥 馬ふん(動物質) 有機質補給と緩やかな肥効のバランスが良い。通気性改善に優れる。 ★★☆ バラ栽培、根菜類・葉もの野菜の土づくり、有機栽培
豚ふん堆肥 豚ふん(動物質) 牛ふんと鶏ふんの中間的性質。肥料成分を比較的多く含む。 ★☆☆ 畑の土づくり、元肥としての養分補給
鶏ふん堆肥 鶏ふん(動物質) 肥料成分(窒素・リン酸・カリ)が豊富。即効性がある。 ★☆☆ 作物の元肥・追肥(※土壌改良効果は薄いため肥料として活用)

※上記は一般的な特徴を示したものです。実際の成分バランスや使用方法は製品によって異なります。

※製品によっては、品質調整や水分調整のために植物由来のおがくずやもみ殻などの副資材が配合されているものもあります。

 

目的に合わせた堆肥の選び方

栽培形態(露地圃場・施設栽培・緑化基盤)や、現在の土壌環境に合わせて適切な堆肥を選びましょう。

目的に合わせた堆肥の選び方

 

硬く締まった露地圃場や粘土質土壌を改善したいとき

おすすめ:バーク堆肥

樹皮を発酵・熟成させたバーク堆肥は、土に有機物を補給し、通気性や排水性を改善するのに役立ちます。

特に、圃場の土が硬く締まっている場合など、作物の根張りを促す土壌環境を整えたい場面に適しています。

 

これから作物を栽培する前の基礎的な土づくりをしたいとき

おすすめ:牛ふん堆肥

牛ふん堆肥は、有機物の補給による土壌改良と、緩やかな養分補給の両方に役立ちます。

作物の定植前にあらかじめ全層すき込みを行っておくことで、健全な育成を支える土台をつくることができます。

ただし牛ふん堆肥だけでは作物の肥培管理に必要な養分を十分に補えない場合もあるため、栽培条件に応じて元肥と組み合わせて使用しましょう。

 

バラや果樹、根菜類などの土壌環境と養分補給を両立したいとき

おすすめ:馬ふん堆肥

馬ふん堆肥は、通気性や排水性の改善効果と緩やかな養分補給のバランスに優れています。

有機質を補給しながら根が張りやすい環境をつくるため、バラ栽培をはじめ、野菜や花木などの健やかな生育を支える土づくりに適しています。

 

肥料成分を補いながら土づくりをしたいとき

おすすめ:豚ふん堆肥・鶏ふん堆肥

豚ふん堆肥や鶏ふん堆肥は、一般的に牛ふん堆肥よりも肥料成分を多く含む傾向があります。

豚ふん堆肥は、土壌改良と養分補給の両方に役立ち、定植前の土づくりに利用できます。

一方、鶏ふん堆肥は肥料成分を比較的多く含むため、養分補給を重視する場合に適しています。

堆肥の選び方

いずれも製品によって肥料成分や効き方が異なり、元肥として利用できるほか、製品によっては追肥にも使用できます。

特に鶏ふん堆肥にはリン酸や石灰分を多く含むものもあるため、過剰施用を避け、適量を守って施用することが重要です。

 

堆肥・腐葉土・土壌改良材の違い

土壌資材の選定にあたり「腐葉土」や「土壌改良材」との関係性を整理しておきましょう。

堆肥・腐葉土・土壌改良材の違い

堆肥と腐葉土の違いは?

腐葉土は、落ち葉を微生物の働きによって分解・熟成させたもので、植物質堆肥の一種として扱われます。

土壌の通気性や保水性を改善する効果が期待でき、施設栽培の培土調合や緑化基盤の造成などに広く利用されています。

堆肥と土壌改良材の違いは?

土壌改良材とは、土の物理性・化学性・生物性を改善するために使用する資材の総称です。

堆肥も土壌改良材の一種であり、有機物を補給して土壌環境を整える役割があります。また、堆肥の種類によっては、土壌改良とともに養分補給にも役立ちます。

なお、土壌改良材には、堆肥などの有機質資材のほか、ゼオライトやパーライト、バーミキュライトなどの無機質資材もあります。

 

堆肥選びで注意したい3つのポイント

堆肥を施工・施用する際は、種類選定だけでなく「品質」や「適切な使い方」を確認することが重要です。

堆肥選びで注意したい3つのポイント

 

① 十分に腐熟した製品を選ぶ

発酵・熟成が不十分な未熟堆肥を施用すると、土壌中で分解が進む過程で有害なガスなどが発生し、作物の根傷み(ガス障害)を引き起こす原因となることがあります。

堆肥を選ぶ際は、十分に腐熟した製品を選ぶことが大切です。

パッケージや仕様書に記載された原料や用途、品質表示などを確認し、目的に合った製品を選びましょう。

 

② 使用時期と定植までの期間を確認する

堆肥は、種類や製品によって適切な施用時期が異なります。

作物の定植・播種前の土づくりに使用する場合は、あらかじめ土壌に混和・すき込みを行い、土壌環境を整えておくのが一般的です。

ただし、製品によっては定植直前に施用できるものもあるため、製品の取扱説明や推奨施工時期を確認することが大切です。

 

③ 堆肥はどのくらい入れればよい?

堆肥の適切な施用量は、露地圃場・施設栽培などの環境や土壌条件、栽培する作物、使用する堆肥の種類によって異なります。

また同じ種類の堆肥でも、原料の配合や肥料成分の含有量などによって標準施用量が異なるため、製品仕様やパッケージに記載された規定量を基準に算出しましょう。

特に鶏ふん堆肥など肥料成分を比較的多く含む製品は、過剰施用により過剰障害や塩類集積につながる可能性があるため、適切な施用量を守ることが大切です。

 

理想の土づくり・資材選定は鹿沼興産にお任せください

圃場の状況や作物の特性によって、最適な堆肥の種類や施工方法は異なります。

鹿沼興産では、自社工場での品質管理のもと、堆肥及び各種園芸用土の一貫製造を行っております。

また自社配送体制を整えているため、ご指定の現場や圃場へスムーズな納品が可能です。

さらに弊社は産業廃棄物処理業・収集運搬業の許認可を取得しており、環境に配慮した適正処理と循環型社会への取り組みにも力を入れております。

「最適な堆肥の選定」「配送スケジュールの調整」「土壌改善に関するご相談」など、土づくりや用土資材のことなら、ぜひお気軽に鹿沼興産までご相談ください。

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